2008-04-06
『凍える森』
[原題] Tannoed
[著者名] アンドレア・M・シェンケル (Andrea Maria Schenkel)
[ページ数] 198ページ
[発行年月日] 2007.10
[出版社] 集英社文庫
[ISBN] 978-4-08-760542-6
[分類] ミステリー(BL)
1950年代のある日。「わたし」は、ある村で一家惨殺という悲惨な事件が起きたことを知る。第2次世界大戦直後の夏を過ごしたその村は、まるで平和のオアシスのように穏やかだったのに。現地に赴いた「わたし」は、村人たちから事件についていろいろな話を聞かされる。微妙に食い違う証言の中から浮かび上がる被害者一家の素顔は、そして事件の真相は……。
1922年に南バイエルンで実際に起こり、迷宮入りとなった事件をモデルにした作品。村人たちが語る証言を一つ一つ積み上げて事件の全貌を明らかにしていくスタイルは、宮部みゆきの『理由』をほうふつとさせる。スタイルだけでなく、冷たいものがお腹に残るような読後感も少し似ている。
(春眠)
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