2009-04-12
2008年新語・変語(リヒテンシュタイン/スイス)
話題/新語・変語 |
最後に、リヒテンシュタインとスイスの新語・変語をまとめてお送りします。出典は、それぞれリヒテンシュタイン新語・変語事務局、スイス新語・変語事務局です。
◆リヒテンシュタイン◆
【新語】
1.Steueraffaere
脱税事件:ドイツ連邦情報局の脱税捜査は、LGT(リヒテンシュタイン・グローバル・トラスト)銀行の元行員が盗んだ顧客情報を買い取ったことで大きく前進。ドイツの郵政民営化成功の立役者クラウス・ツムヴィンケル氏を初め多数の大物ドイツ人がかかわる大事件となりました。
【変語】
1.EU-Betrugsabkommen
EU詐欺協定:ドイツ全土を揺るがす騒動となった大脱税事件を背景に、EUとリヒテンシュタインの間でそれらの犯罪を防ぐための納税詐欺協定が結ばれることになったのですが、その協定をメディアは「詐欺協定」と呼ぶのです。その省略の仕方ってひどいんじゃない?ということで、変語に選ばれました。
◆スイス◆
【新語】
1.Rettungspaket
救援物資:救援物資といえば、大規模災害の被災者や飢えに苦しむ人々などに配られるもの。2008年秋からの世界的な金融危機に際し、各国政府は銀行などを救済するために公的資金を投入していますが、これを「救援物資」とは言い得て妙だと評価されました。
【変語】
1.Europhorie
ユーロフォリア:通貨ユーロとユーフォリア(幸福感、多幸感)を組み合わせた造語で、ユーロ導入時の新通貨に対する大いなる期待感をあらわします。2008年には、スイスとオーストリアが共催したサッカー欧州選手権での熱狂ぶりがこの言葉で大々的に報じられましたが、スイス人は幸福感の押しつけなど要らんぞ!と意気軒高。そして、今もEU未加盟で、ユーロ導入もしていません。
コメント