2010-02-21
2009年新語・変語(スイス)
話題/新語・変語 |
◆スイス◆
【新語】
1.Minarettverbot ミナレット禁止
11月29日に行われた国民投票において、今後はイスラム寺院の塔(ミナレット)の建設を認めないとする提案が57・5%の賛成を得て可決。この提案を行った右派の国民党とキリスト教原理主義的な連邦民主ユニオン以外の政党、キリスト教団体を含む各種団体、マスメディア等がこぞって反対する中での結果に衝撃が走った。
2.Schweinegrippe 豚インフルエンザ
突如発生したこの新型インフルエンザに目を奪われがちですが、鳥インフルエンザ(H5N1)もお忘れなく。
3.Bankgeheimnis 銀行の守秘義務
銀行の守秘義務の淵源は数百年さかのぼると言われ、公的にも1934年の法制化以来75年の歴史を持つ。鉄壁の秘密保持が富裕層の信頼を得てきたが、一方で脱税の温床になっているとの批判もある。2008年、2万人以上の米国人の脱税を幇助したとして、米司法省はスイスの大手銀行UBSに対し刑事告発も辞さないと警告。これをきっかけに、情報提供を求める国際圧力が高まり、スイスはついに守秘義務緩和を余儀なくされた。
【変語】
1.Ventilklausel ガス抜き条項
スイスは、人の自由な移動を保障する協定をEU及びEFTA諸国と結んでいる。しかし、連邦政府は、失業者の増加を受けて、外国人労働者の流入抑制を認める同協定第10条第4項(いわゆるガス抜き条項)発動を検討すると発表した。
【ことしの一文】
1."Ich bin nicht gut integriert in der Schweiz - ich bin Schweizer!" 「スイスにうまく同化したんじゃない。僕は
スイス人だ」
11月15日、スイスは17歳以下の選手だけで行われるサッカー世界選手権で初優勝した。メンバーの一人であるグラニット・シャカ(Granit Xhaka。「チャカ」が正しいという説もあり)は、TVレポーターのインタビューに対して上記のように答えた。彼はアルバニア生まれのイスラム教徒。
【ことしの若者言葉】
1."S Beschte wo's jeh hett's git's!" 「これまででサイコー!」
バーゼルのローカル局テレバーゼルがあるパーティーを取材。参加していた21歳のマケドニア青年が発したこのバルカン・ドイツ語はユーチューブに流れて約50万回再生され、瞬く間に流行語になった。標準ドイツ語は"Das Beste was es jemals hat gibt es"という書き込みがネット上にほんの少しある。何だか文法が変な感じだけど、これはあくまでも文章の一部分ということだから、判定はできません。